ISSUES / 社会課題を知る

我が子とのお別れのあと、
何が起きているのか

このページは、当事者ではない方にも読んでいただきたい内容です。
妊娠・出産は当たり前のことではなく、尊く、奇跡の連続です。それでも、お別れを経験する人は決して少なくありません。何が起きていて、何が足りていないのか。他人ごとではなく「自分ごと」として向き合える社会へ向けて、私たちが見てきた現実をまとめました。

数字で見る、いまの日本

6人に1人

流産を経験するとされる妊婦の割合。
決してまれなことではありません。

41人に1人

死産を経験するとされる割合。あなたの職場にも当事者がいるかもしれません。

ほぼ0

お別れのあとに受けられる
公的なグリーフケア・産後フォローの制度。

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REALITY

当事者が抱える課題

お別れの悲しみは、時間が経つほど深くなることがあります。
「生きていたら今ごろ首がすわっていたかな」——そんなふうに成長を想像してしまうからです。

01 心

時間が経っても、悲しみがなくなるとは限らない

我が子とのお別れの悲しみは、時間の経過とともに一直線に軽くなるものではありません。月命日や出産予定日、誕生日などをきっかけに、ふたたび悲しみが強くなることもあります。
「もう大丈夫」と決めつけず、その時々の気持ちに寄り添うことが大切です。

02 体と仕事

心も体も整わないまま、日常に戻ることがある

流産・死産等の経験では、悲しみだけでなく、身体にも大きな負担がかかることがあります。十分に心身を休める時間がないまま、仕事や日常生活への復帰を求められる方もいます。
職場では、復職時期や業務量など、本人の意向を確認し柔軟に対応することが必要です。

03 周囲との関係

悪気のない言葉が深い孤独につながることもある

「次があるよ」「早く元気になってね」といった励ましの言葉が、当事者にとってつらく感じられることがあります。反対に、何を言えばよいかわからず話題を避けられることで、「我が子の存在までなかったことにされた」と感じる方もいます。
大切なのは、正解の言葉を探すことよりも、相手の気持ちを尊重して関わることです。

04 お父さん

悲しんでいても「支える側」になりやすい

お父さんやパートナーも、大切な我が子とのお別れを経験した当事者です。
一方で、「パートナーを支えてあげて」「あなたがしっかりしないと」と周囲から期待され、自分の悲しみを表に出せないことがあります。
本人にも悲しむ時間や、必要な支援につながる選択肢があることが大切です。

GAP

足りていない支援

退院後も途切れない支援 我が子とのお別れ後の休暇制度 支援から迎えに来る仕組み 必要なだけ続く伴走支援 安心して休める経済的保障 お父さんも支えられる仕組み 自分のペースで戻れる職場 住む場所で変わらない支援 医療・行政・民間の連携 時間が経っても続く支援 家族みんなへのケア きょうだいへのケア 当事者を理解した専門支援 お別れ直後に届く情報

私たちは、誰もが安心してグリーフケアや産後のフォローアップを受けられる社会、
育休のように心と体を休めるための休暇制度が整った社会を目指し、制度の必要性を伝え続けます。